当記事では、場面緘黙症とは何かについて考察・解説していきたいと思います!
場面緘黙症とは何か?徹底考察してみた!(編集中)
強迫性障害と同類。
理解している人が少ない。後遺症が残りやすい。
Q, なぜ、家ではない場所で緘黙が起きるのか?
→ ・極度の不安症?
Q, なぜ緘黙が続くのか?
→・変化を恐れる心理である現状維持バイアスがあったり、極度の不安症が、原因?
参考文献の8割が一致
症状 ー参考論文より
選択性緘黙(selective mutism、以下SMという)は、話す能力にほぼ問題がなく、家庭などでは話すのに、学校や幼稚園といった話すこと が求められる特定の場面や状況で話せない状態が続く行動問題のことをいう。
発話だけではなく動作が抑制される子どもから、うなずきや素振りは可能な子ども、音読ができる子ども、一方で特定の友人や日常生活場面から離れた初対面の人とは話せる場合がある子どもなど、その臨床像は実に多様である(角田, 2011)。
行動面や学習面で問題をもつことは少ないため、単なる人見知りや恥ずかしがり屋と認識されることが少なくないが、それらとの大きな違いは、そ の症状が極端に重く、また適切な介入がなければ改善せず、社会的適応に大きな問題をきたす点である。
SMに関する研究は古くからなされてきているが、わが国で1970年代までに盛んに議論された主張を概括すると、以下の8点にまとめられる。
1)神経症的症状である。
2)家族遺伝負因がしばしばみられる。
3)環境が重要な要因であり、特に強い母子依存関係が存在し、早期幼児期段階への固着がみられる。
4)言語発達期における外傷的体験が発症に大きな役割をもつ。
5)過敏、臆病、恥ずかしがり、頑固などの性格特性が共通する。
6)発症は4−6歳に多く、入園や入学が発症の契機になることが多い。
7)知能は正常から軽度の遅滞まで多様である。
8)治療には困難を伴うが、予後は良好である。
しかし、これらは研究者によって一致しているわけではなく、子どもの置かれている状況や背景、症状の程度にはかなりの差があり、一概に論じるのは難しい(青柳・丹・菅谷,2013; 丹, 2014)。
参考文献:「選択性緘黙に関する研究動向: 臨床的概念の変遷を踏まえて 」より
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一人でも多くの人に場面緘黙や後遺症で苦しんでいる人がいることを、理解して欲しいという願いを込めて執筆しています。
閲覧ありがとうございました!